不時現象~季節外れの山桜開花
2021年10月11日
カテゴリー: トピックス
敷地内の公園には山桜が植えられています。
2021年10月9日、そのうちの1本の木に数輪の花が咲いていました。
この季節外れの開花は「不時(ふじ)現象」と言うそうです。
季節外れの開花の原因については、WEBサイトに記載されているものがございましたのでご紹介させていただきます。
桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入ります。
このとき、花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。
そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルです。
ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまいます。
そして、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのです。
すると、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことがあるのです。
出典 : 春に咲くはずの桜が秋に咲く理由
枕崎市では、8月8日に台風第9号が上陸し、最大瞬間風速26.3メートルを観測しました。
もしかすると、この時の強風で山桜の葉が落ちてしまい、季節外れの開花となったのかもしれません。
季節外れの暑さも続いております。皆さま、ご自愛ください。