出張健康教室
2022年12月3日
カテゴリー: 地域貢献
令和4年12月1日に立神地区塩屋公民館にて健康寿命をテーマとした教室を開催しました。
当日は13名の方々と公民館長さんにも参加していただきました。
受付にて血圧・経皮的血中酸素飽和度・脈拍測定を行いました。この日は気温が低かったことや自宅から歩いて来られたことなど重なり普段より血圧が高いと言われる方がいらっしゃいましたが、時間をおいて測定すると普段と同じくらいの血圧になっていたようでした。
各種測定は、外来部門と介護医療院の看護師や介護医療院のケアマネジャーが行いました。
まずは座学です。当院のフットケアトレーナーの資格を持つ理学療法士が「頭と体を鍛えて伸ばそう健康寿命」というテーマで運動を効率よく行うポイント、歩行時の履物選択についての注意点、認知症予防、そしていつまでも元気でいるために大事なことは「人とのつながり」であることをお話しさせていただきました。
履物の選択については自身の足サイズを知ることが重要です。しかし、ほとんどの方が足の大きさ（足長）を計測した経験がなく、大きめの靴を履いている傾向でした。
足とのフィッティング（適合性）より脱着のしやすさを優先する、外反拇趾だから幅広だからと必要以上に大きな靴を選択することは、健康のために歩くことが逆に足腰に悪影響を与えている可能性があることを実際に適切なサイズの靴を試着して歩いてもらい体感していただきました。
最後に実技です。エスポワール立神の認知症ケア専門士の資格を持つ理学療法士指導のもと「コグニサイズ」を参加者全員で実施しました。コグニサイズは運動と認知課題（計算、しりとりなど）を組み合わせた認知症予防を目的としたトレーニングです。
運動と計算・しりとりなど二つの課題を同時に実施することは私たちスタッフも難しいです。実際参加者の方々もかなり混乱していました。
でもそこがポイントです！課題を「あれっ？」「んっ？」「難しいー！！」とやることが脳への刺激になります。できることをしても脳への刺激にはならないのです。コグニサイズは皆さんに大変好評で、笑いの絶えない時間となりました。
最後は皆さんから質問や「次はいつですか？」とありがたい言葉をいただきました。コロナ禍、このような会の定期開催は困難ではありますが、地域の皆さまの健康増進にお役に立てるようスタッフ一同努力していきます。
今回参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
当院は地域の皆さまよりご依頼があれば、健康増進などの情報提供や健康教室などを開催いたします。
お気軽にご相談ください。
